« 安産祈願 | トップページ | アリベデルチ九月 »

2011年9月29日 (木)

リンゴ村から


baseballbaseball


今月の俳句の兼題は「林檎」(りんご)apple

一年中を通して店先にあるので、特に「秋の果物」という印象は薄いです。
今は、なんでもそうですね。
キュウリもナスも、カボチャもピーマンもなんだって一年中出回っています。

apple

おたまが小さいころは林檎といえば「国光」でした。
真っ赤で小ぶりですっぱくて・・・
白雪姫がバアさんに食わされたのもきっとこいつだぜ。
ゴールデンデリシャスとか蜜入りスーパーサンふじじゃないと思います。

apple

林檎で有名な俳句といえば

「林檎の木ゆさぶりやまず逢いたきとき」 寺山修司

を思い出します。
俳句から出発した寺山の才能は多くの人に嘱望されつつ、広範囲にわたってゆきます。
この「逢いたき」人は母であったといわれていますが、「林檎」はその甘酸っぱい香りや、愛らしい色、形から、「恋」の歌もよく作られています。
林檎といえば、藤村の初恋の詩を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

apple

敗戦後の日本に明るい希望のメロディが流れました。
「リンゴの唄」作詞・サトウハチロー
        作曲・万城目正
        唄・並木路子

おたまの叔母(母の妹)はNHKのど自慢で、この唄を歌い、「鐘・ひとつ」だったので、親戚スジではこの歌を歌うのはご法度です。
その叔母も、今年80歳になります。

apple

ひっちゃんが、こんな話をしていました。
小学校に上がる前だから、昭和30年代の初めです。

夕方、白い砂ぼこりの向うからトラックがやってくる。
スピーカーからは、三橋美智也の「リンゴ村から」が大音響で流れている。
トラックの荷台にはリンゴ箱が山と積まれている。

電柱の脇に止めたトラックからおじさんが降りてきて、リンゴ箱の上に乗ってメガホン片手にリンゴを売り始める。
聞いたことの無い訛り。
おじさんは、寒い寒いところからやってきたのだと思う。

くぎ抜きでリンゴ箱の蓋を開け、籾殻に埋もれていたリンゴを取り出しては大事そうに拭く.。

家に帰っても、ひっちゃんは、「あのリンゴは売れただろうか」「おじさんはどこへ帰っていくのだろうか」と思ったそうです。

それで、リンゴに対する彼のイメージはなぜか
悲しく、わびしく、切なく、つらい。ものなのだそうです。

apple

りんご、ひとつでも、思いは様々。

おたまにとって・・りんごは・・

「りんごの木の下で」という歌ですね。
ディック・ミネの(古っ!)

何かの映画のエンディングで使われていたのが印象に残っています。
今、調べてみたら、どうも、「シコ踏んじゃった」だったらしい。

In the shade of the apple tree

「恋のダウンタウン」でおなじみのペトゥラ・クラーク
こんなに可愛かったのね。

apple

 「つつましく昭和ありけりリンゴ箱」 おたま

 「唄ひたくなりたる冬のりんごかな」 おたま



|

« 安産祈願 | トップページ | アリベデルチ九月 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1270741/42086146

この記事へのトラックバック一覧です: リンゴ村から:

« 安産祈願 | トップページ | アリベデルチ九月 »