« せーだい | トップページ | 彦山権現誓助剱② »

2011年2月12日 (土)

彦山権現誓助剱①



二月大歌舞伎(大阪松竹座)昼の部
彦山権現誓助剱(ひこさんごんげんちかいのすけだち)を観てきました。

はなしは、あだ討ちものなれど
どこか、おおらかなのは、梅の春という季節がらと、のどかな山里という土地柄のせいか・・・なぜかのんびりしています。
何よりも、主人公の明るさが魅力です。

春にふさわしい、明るい出し物といえるでしょう。

原作で九段目にあたる「毛谷村」(けやむら)は一幕物として、再三上演されていますが、関西では実に67年振りとなる今回の通し狂言でした。

「通し」は話の前後がよくわかり、知ってるつもりの「毛谷村」の一つの所作、セリフにも「そういうことだったのか」という発見や面白みが味わえて、よろしゅうございました。

何が「」なのかというと、主人公・仁左衛門さんが
なっかなか、出てきはらへん!

もう、待ちくたびれたわ。
ウソウソ。千年でも万年でも待ちまっせ。

この、毛谷村六助。めっちゃエエ人やねん。
おおらかで、田舎の人らしい純朴さにあふれ、それでもって、剣の達人やのに愛嬌があって、親孝行で、信心深くて、情があって、親切です。

おたま、こんな人やったら・・・
再婚してあげてもエエな。
ひっちゃんも絶対「ええよ」って言うと思うわ。ううん、やっぱりひっちゃんのほうがエエわ(何をごちゃごちゃ言うてますねん)

この、強く明るくさわやかな六助を片岡仁左衛門が演じます。
もう、ぴったりやわ。

他の登場人物は、
お園・武芸に長ける。なぜならパパが剣術指南役やから。アニマル浜口の娘ってとこね。
お菊・お園の妹。元はと言えば、みんなこの子が原因やねん。この子は悪くないねんよ。ただ美しいだけ。こっそり、未婚の母になってる。
お幸・二人のママ。さすが剣術指南役の妻だけあって、武芸のたしなみあり、見せてくれる場面がある。
衣川弥三郎・お菊の恋人。あだ討ちが終ったら結婚できるって張り切って応援に駆けつけるも、ばっさりやられる。何してんねんな。
京極内匠(たくみ)・この人が悪いひと。武士の風上にも置けない。

その他のひとは、そのつどご紹介しましょう。

刃物を振り回して不法侵入してきた女(しかも男装)が

手のひらを返したように、もじもじしだし、

「女房じゃ。女房じゃ。わたしゃオマエの女房じゃぞぇ~~」

と言って、飯は炊きだす。酒は酌む。
臼は持ち上げる・・・

な、何なんだこの女人・・・、ふつーなら

110番通報よね。

ほんに、わけワカメだこと。

という、お話は、又あしたね。



|

« せーだい | トップページ | 彦山権現誓助剱② »

映画・歌舞伎」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 彦山権現誓助剱①:

« せーだい | トップページ | 彦山権現誓助剱② »