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2011年1月22日 (土)

初春歌舞伎・昼の部



正月気分で浮かれているうちに早、20日過ぎ。
この調子じゃ「あっ」という間にトシとるわ。
もう、取ってるって?ほっといてくれる?

大阪松竹座で公演中の「寿初春大歌舞伎」ですが
4日に昼の部、「土屋主税(ちから)」「男の花道」
20日に夜の部「八陣守護城」「廓文章」江戸宵闇妖鉤爪」(えどのやみあやしのかぎづめ)を見てきました。

ちょっと、気力が萎えてるねん。

さあさ皆さん寄っとくれ。聞いておくれって気分じゃ・・・ないねん。
わくわく、うっとり、満足のお芝居とは言い難かった
おたま個人の意見やからね。
覚書のつもりで書いておきます。

初代鴈治郎得意の「土屋主税」。
ハナシは忠臣蔵外伝で、吉良さんちの、お隣のお旗本が主人公。苦労知らず(たぶん)でまっすぐなボンボンを翫雀が演じます。
ぼんぼん、ご馳走ばかり食べてるのか呑気にコロコロしてはるところが任といえば任やね。ゆうても、討ち入りの第三者やからね。切羽詰ってないわね。

大高源吾の句に討ち入りを察知し大喜びする場面ですが、おたま、前から6列目にもかかわらず、オペラグラスのでっかいので翫雀の表情をとらえる。

だって、ここが一番の見せ場やもん。
止めた息をぱっと抜く瞬間、晴れやかな笑顔、艶っぽい目元・・を期待したのですが。わりと、あっさりやったです。

成駒屋ありきの演目で忠臣蔵は悪くないけど、去年の初春みたいに通しやったら、華やかな部分も楽しめると思うけど、外伝ですからね。
「明日待たるるその宝船」が新年らしいでしょ・・・ですか?う~ん。

創作劇「男の花道」
一世一代の二枚目、長谷川一夫が舞台、映画で、あるいは新国劇とのコラボで大当たりした人気作です。

ハナシは当代随一の名女形となった歌右衛門(藤十郎)と彼の命の恩人である蘭医、玄碩(幸四郎)の男の友情(見た目は男と女の友情)がテーマ。

この場に歌右衛門が駆けつけなければ玄碩は切腹。というシチェーション。
それって、「走れメロス」やな。
見どころは劇中劇。舞台上の歌右衛門が劇を中断する詫びと説明を実際の観客にするわけです。この場面は観客も芝居の一部に参加しているみたいでおもしろかった。
無骨な玄碩やけど、幸四郎、力みが強く、見ていてしんどい。(ま、好き好きやけど)この場に歌右衛門を呼んで見せようという時の、懊悩がもひとつ浅いねん。止むに止まれぬという男の面子がみえないねん。

ここでも、翫雀さんのお役は
お金持ちの権力者。ぼんぼん育ちのわがままもん。

笑ってしまうのは劇の間間のBGM。
あれは興ざめです。曲がひどい上に、音がでかすぎる。

おたまとしては、
消化不良の今回の初春、昼の部でした。
やはり、初春らしく様式美あふれる華やかなものを取り上げてほしい。
異色作は冒険でっせ。松竹さん。

役者より客を大事にしてくれぃ。

それは、夜の部にも言えるのですが

気力が残ってたら、夜の部レポートします。



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コメント

本当に1月も残り少なくなりました。
初春歌舞伎は、お正月気分でよかったでしょうね。わたしは最近歌舞伎を観ていません。
だんだん行く機会も減っています。だって結構観るのも体力が要るでしょ?
コンサートやお芝居も根気がなくなり、行くのが面倒になってきました。
いよいよ老いが加速してきたようです。

投稿: 志帆 | 2011年1月22日 (土) 22時49分

志帆さん。
例年、松の内は京都のきれいどころのお姿がちらほらと拝見でき、初春らしい華やかさがあるのですが、今年は偶然かそれもなく、演目も地味だったので少しがっかりでした。
お芝居は、DVDでも楽しめますが、雰囲気臨場感はやはり、舞台ですよね。
東京はこちらと違い常時お芝居が掛かっているのでうらやましい限りです。
たまに、ふらりと一幕でもご覧になればよろしいですのに・・・

投稿: おたま | 2011年1月23日 (日) 10時30分

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