旅行けば・国東半島
大分県・国東(くにさき)半島を円とみなした時
その中心に位置するのが「両子寺」(ふたごじ)です。
六郷満山(ろくごうまんざん)を統括する山岳修行の根本道場に当たります。
この、円の中心より放射状に伸びる28の谷を、六つの郷(さと)に分け、六郷と、いうわけです。
1300年前桓武天皇の使いにより、宇佐八幡に縁の深い、ここ国東に山岳修験道場が開かれます。養老二年(718)のことです。
だから、国東のお寺、仏像全て養老二年製です(言い伝えです)
両子寺の「ふたご」というのは、宇佐八幡の若宮が双子であったというところからきているそうです。
六郷満山は天台宗のお寺が多いのですが、その三分の一はなくなっているといわれます。
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以上両子寺のお坊様に伺いました。
興味のある方は自力でお調べになってね。
で、国東のお寺のお坊様が全員集まって霊場を巡礼をするのが、10年に一度の「峰入り」で、今年はその年に当たっていました。
六日間の日程で霊場をめぐり、半島を約一周します。
なんてったって、修行です。
その厳しさが半端じゃないのです。
10年前に元気だったお坊さんも10歳、年取ってるし。おまけに山の様子は変わってるし、先達さんにも、道がわからなくなっています。
それを、大昔、NHKでみて、一度来てみたかったのです。
雄荘な熊野摩崖仏
総丈八米とのことですが崖は20米程あり、雄大さに圧倒されます。
国宝・富貴寺大堂
中にはふくよかなお顔の阿弥陀様が。
優美な姿でしょ。高さ九七〇丈のカヤの大木で造られたという、言い伝えがあるそうです。九七〇丈って富士山より高いのよ。すごいわね。
それでは、最後にお土産です
かぼす
関あじの干物
ということで、元気にお家に帰ってきました
「北へ行く列車映して水の秋」 おたま
実際には、東に帰ってきたんだけど、「北」のほうが旅情があるでしょ。
チャンチャン。
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コメント
3連休は可愛い双子の孫が初めて我家に来て大騒ぎでした。
国東半島めぐり良いですね。
おたまさんが講釈してくれると旅も奥深い物になります。
熊野摩崖仏は愛嬌のある良い顔をされてます。
石仏郡の阿弥陀様のお顔も素敵だったけれど何だか癒されます。
大分と言ったら別府温泉しか知らなかったのに、湯布院や黒川温泉など新しい素敵な地名になって全国屈指の温泉場になってますね。
日本全国温泉めぐりがしたいお年頃になりました。
投稿: スマイル | 2010年10月13日 (水) 08時43分
スマイルさん。国東半島いいですよ~。
もう一度行きたいくらいです。今度は四国の佐多岬からフェリーで渡ってみたいです。宇佐八幡にもいかなくっちゃ。
20年くらい前に行っておけばよかったです。もう、ずいぶん整備されてしまっています。
世界遺産登録の申請をして居るそうなので、もしそんなことになれば、すっかり様子が変わってしまうでしょう。
奥別府(湯布院)も昔のほうがずっと良かったです。
今のうち、今のうちです。
投稿: おたま | 2010年10月13日 (水) 21時06分