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2010年7月11日 (日)

引窓・その一

「引窓」続き書いておきます。

あこがれのタカラジェンヌにプレゼント攻勢をかける。
「ありがとう

スターさんはそれだけでいいのだし、
ファンもそれでいいの
見返りなんて滅相もない。

 

2010_054_2
(宝塚音楽学校そばの喫茶店)

 

・・・・・・・・・

 

ところが、ところが、お相撲の世界はそうではないらしい。

「歌舞伎・双蝶々曲輪日記」

 

ひいきの取立てに恩義を感じ、
一旦緩急あらばご自慢の怪力で立ち向かうのです。

パトロンにとっては、用心棒的な存在だったのね。
義理と情と面子が絡めば単純なハナシも面倒になる。

今回登場の濡髪さんも、色男・山崎屋の与五郎さんの頼みを二つ返事で引き受けたばっかりに、人は殺すわ、親は泣かすわ、義理の兄ちゃんの手柄は、おじゃんにするわで、えらい事やってんよ。ドスコイ。ドスコイ。

アチキがいい女なばっかりに男のあいだに争いが絶えないんだわ。

(おたまも、身に覚えが・・・・・・・・・無いわ。)

遊女・都の身請けがらみで相撲取り同士が、あわや土俵外乱闘。「ヒガシ~濡髪」「ニ~シ放駒」
もちろん、遊女・都を取り合ってるのはそれぞれの後ろ盾。金はあるけど、力はない旦那たち。(井筒屋の場)

さてさて、この放駒の長吉さんですが、実家は米屋さんでしっかり者のお姉ちゃんと二人暮らし。
ケンカ沙汰ばっかり起こしてるゴンタな弟を諌めようと、死んだおとっつぁんのお仲間ウチを総動員して一芝居打ちます。

ホンマに長吉ったら、家が米屋だからといって飯を食わせすぎちゃった。
おかげで、あんなにコロコロしちゃって
、(翫雀さんのこと言ってるんじゃないよ)不良仲間とばっか、付き合って・・・姉ちゃんが、ヤイト(お灸)すえたる!」

で、前出のおっちゃん、おばちゃんたちにあらぬ嫌疑を掛けられる長吉に、姉ちゃんがここぞとばかりに叱責の雨嵐。
このピンチを救ったのが、(井筒屋の場)の決着をつけにきていた濡髪さん。
「お姉さん。コイツはこんなにコロコロしているけど、決してそんな奴じゃありませんぜ」

あんたがココで出てきたら話がややこしくなるっちゅうねん。

 

ま、そこは、そう、お芝居。
改心させんがため芝居を打ったこともわかり・・
長吉も心を入れ替え、おまけに自分をかばってくれた濡れ髪と義兄弟になったのでした。(大宝寺町米屋の場)

そして、お話は「山場」に向かいますが、
続きはまた。

 


 

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コメント

文章が上手だと
こんなにダイジェスト書かれていても、全くあらすじを知らない私にも話がよく見えます。

次待ってま・・・す。

投稿: ちがや | 2010年7月11日 (日) 18時23分

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