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2010年7月29日 (木)

妹背山婦女庭訓・1

アヂ~よ~。

あられもないお姿で、舌呼吸をしていらっしゃる皆様
暑中お見舞いもうしあげます。

 

唐突ですが、あなたは の為に

 

      死ねますかあ~~

 

数多の失敗と後悔を繰り返し、本日ココに至るあなたの教訓を、主人公お三輪ちゃんに語ってあげて欲しかった・・・
なら・・・あんな深追いはしなかったのに・・・

と、いうことで松竹座は七月大歌舞伎・昼の部をみてきました。

「妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていくん)
  三笠山御殿の段    でございます。

男と女は追いつ、追われつ。追われつ、追いつ。
じゃれあっているうちはいいけれど、
お三輪ちゃん、彼氏にマジ逃げられた

追えば遠のく、じれったさ。 いや~ん待って~

追いかけて, 追いかけて,すがり付いてやる

・・・・・・

こんなこともあろうかと、彼氏の着物の裾に白いカタン糸の40番を縫い付けておいたんだ・・・。
この糸を手繰り寄せればいいって寸法さっ!

間奏曲・「天国と地獄」(J・オッフェンバック)
な、わけない。

 

着いたところは荘厳な御殿の前。
なんとココは彼氏が打倒計画を立てていたターゲット(蘇我入鹿)のお家。

お三輪に追いかけられていた彼、実は彼もまたノーテンキに美女を追っかけていたのですが、なんと、その美女こそ件のターゲット・入鹿の妹、橘姫でありました。

酒屋の看板娘から高貴なお姫様まで、ストライクゾーン広々の、この青っちろい男の正体やいかに。
・・・自信満々の彼は橘姫に打倒計画を打ち明けます。

「しぇ~~~」と驚いてみせたものの、
「いいよ。私がお兄ちゃんを仕留めちゃる!」
「いいの?」
かめへんかめへん。まかせといて
 その代わり、暗くなったら忍んできてね。うふっ

 

こ・こわいよ。姫

 

恋のためなら、何でもありだっ!

アニキの命いくつあっても足りないわ。

ハイ。こちら現場。御殿入り口から中継です。
ここはどこ?ボーゼンとたたずむ、お三輪ちゃん。

彼女の運命は・・・いかに。   続きは又ね。

片岡孝太郎のお三輪。
おきゃんで、元気いっぱいの町娘の登場から
恋しい男会いたさのいじらしさ、嫉妬、無念、驚愕
そして安堵の死まで、変化をみせて結構でした。

死なんでちゃ、よかろうもん。って思うばってんがね。

 


 

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コメント

おたまちゃんへ
私は恋の為に死ぬなんて、とても出来ません。
昔から・・・・
恋が全てとも思ったこと無いです。
だって人の心は移ろいやすいもの、
そんなものに、命なんて掛けられない。
もしかして、冷たい女かしら・・・・

歌舞伎初心者が見るのに、何がいいでしょうかしら。
今度レクチャーして下さい。
心中物でないほうがいいのだけれど・・・・

投稿: reiko | 2010年7月30日 (金) 00時57分

reikoさんったら。そんなことを仰って、あの方の救出にハンガリーでも秋田にでも出掛けるお覚悟でしょ。
おたまも丈夫な防弾チョッキを通販で探していますの。スンヒに先を越されぬよう頑張ります。

歌舞伎の魅力は様々だけど、最初の頃はとにかく舞台の華麗さに圧倒されました。
そういう意味から「妹背山婦女庭訓」の「吉野川」の段。と「楼門五三桐(山門)」(さんもんごさんのきり)をお奨めします。デフォルメされた舞台装置、衣装、大スペクタルを視覚から満喫できます。
これで、「つかみ」はOKよ。

それにしても西鶴の男女は死にすぎです!

投稿: おたま | 2010年7月30日 (金) 08時03分

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