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2010年7月13日 (火)

引窓・その三

「放生」(ほうじょう)とは仏教用語で、捕らえた生き物を逃がし供養とすることです。

だからと言って「カミツキガメ」や「ブラックバス」や「アライグマ」をめったやたら逃がしてはいけません。外来生物が人間の勝手でボヘミアンになっている。
S子ちゃんちの家庭菜園でアライグマの夫婦がランチしている!おかしいやろ。それって。

壊すな生態系。守ろう国土。ニッポンチャチャチャ。

 ハナシを元に戻します。

「八幡放生会」(やわたほうじょうえ)は仲秋の季語にもなっている、有名な行事。陰暦八月十五日に行われます。
八幡は全国の八幡宮の中心となる、京都の岩清水八幡宮(男山八幡)のことで「徒然草」にも出てくるのよ。

そういえば、ブログを書く人って「徒然」ってフレーズが大好きね。
「つれづれなるままに・・」とか「○○のつれづれ日記」とか。

おたまも、ブログのタイトルを変えようと思って(ってヤル気満々じゃん)色々見てみたけど、「つれづれ」の花盛りだったわ。

こうなったら、向うを張って「すれすれ日記」ってどうよ。
すれすれ、ぎりぎりのハナシをするの。ネタには事欠かないわよ。

ああ、ブログを再開するかどうかも決めてないのに、又調子こいてる。
えっ?コレ? これは美貌の未亡人の備忘録よ。

 失礼しました。ハナシを戻します。

「双蝶々曲輪日記」・引窓の段

放生会
仲秋の名月

この、二つのキーワードを押さえておかなければいけません。

「八幡」には前回お話しました、濡髪長五郎の生みの母、お幸が住んでいます。

同居していますのは、家長・南与兵衛
この人、人を殺めて(世間にばれては、いないねん)実家に帰ったのち、オヤジの後を継いで代官(お役人)に出世しました。

そして、妻・お早。実は彼女、濡髪のひいき筋である山崎屋与五郎の愛人、吾妻の姉さん株であった、遊女・さんです。
色々、あったけど今はシ・ア・ワ・セ

この、ほのぼの家族のところにやってきたのが・・・

ドスコイ男の濡髪長五郎

「おかあちゃん、ボク、えらいことしてしもうてん。
 もう、こうなったら、お詫びのしるしに腹切って死ぬ!でも、脂肪が邪魔して死亡でけへん・・・この期に及んで、うまいこと言うやろ」・・・・・

これから、先の顛末は・・・

「言わぬが花」

エーッ!? それは無いやろ・・ってか。チガヤさん。
ここまで、ひっぱっておいてねえ・・・

でもね、言ってしまえば楽しみ半減。

幼い頃に手放した実の息子は犯人
血のつながりの無い先妻の子は役人。

ねえ、いったいどうしたらいいの・・おせーて・・
そんな、母の苦しみを今宵の満月がじっと見つめている。

十五夜という、シチュエーション
「引き窓」という最高の道具立てがドラマのキーを握っているのです。

窓からこぼれる月の光

月は何でも知っているのでありました。

南 与兵衛・仁左衛門   都/お早 ・孝太郎
濡髪長五郎・    山崎屋与五郎・之助
吾妻・春猿          母お幸・竹三郎
放駒長吉・翫雀       長吉姉おせき・吉弥


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