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2010年5月13日 (木)

恋文・love letter

 

文字の乱れは線路のきしみ・・・・
愛の迷いなんかじゃないわ~~~
夜汽車の中で膝を立てながら書いたから・・・

誰も知らない素顔の 八代亜紀が歌ってたわね

そんなところで恋文を書いたら誰かに覗かれるよ。
あっ。夜汽車だから、みんな鼻ちょうちんで寝てるかな。

一昨日の芦屋吟行。「恋文」というテーマで谷崎潤一郎と佐藤春夫の恋文の合同展示をしていました。

Kinenkan 芦屋市谷崎潤一郎記念館

 

ハイ。ここで、おたまの付け焼刃一口メモです

谷崎(以下)は、おとなしいヨメ千代さんが気に入らなかったの。
実は彼、千代の妹である、じゃじゃ馬娘と一緒になりたかったので、
文壇デビューで恩を売ってた佐藤(以下)に千代を引き取ってくれるように頼むの。
いつもいつも、に虐げられる千代に同情していたはもちろんO・Kよ
でも、にも妻がいたのよこの時。
どうなってるの!
しかし、話しはその後、急旋回、は、じゃじゃ馬に蹴られた(振られた)もので「あのハナシ、やっぱりヤーメタっていうの。
時すでに遅し、と千代さんはラブラブとなっていました。
の力ってすごいのね、やりたい放題!
二人は引き離されます。

その後千代さんは8歳年下の青年と恋におち、このときもはその青年に妻の引き取りを頼みます。
またまた「ヤーメタ」と言ったかどうかわかんないけど二人は破綻します。

この間、千代は元カレに悩みを打ち明け、の妻は千代に手紙を書こうとしに千代の新たな恋の告白をしています。

さて、と千代の運命やいかに。

ワケがわからない上に話しが長くなる
もう、皆さん勝手に調べて!

 

丸投げ & お手上げ 

・・・・・・・・

 

恋文 by 佐藤春夫  Photo_4

展示を見て、おもわず「うぉっ!」と声を挙げました。
原稿用紙20枚。(ウラにまで)びっしり・・・
ほとばしる愛でそこらじゅう。大嵐

変やで!Sさん。(主観ですので)

・・・・・・・・・・

 

恋文 by 谷崎潤一郎 Photo_3

「あなた様に死ぬまで仕え支配されたい」
どの女性にも、こんな風に書いているのよ。

変やで!Tさん。(主観ですので)

自己の芸術を構築するための「虚」であったのか「実」であったのか・・
若輩、おたまにはわからない。

 「我といふ人の心はただひとり
         我より外に知る人はなし」
 谷崎潤一郎

 

   タ・シ・カ・ニ。

 

あふれる激情を美しい詩に昇華してゆく佐藤春夫
 倒錯的な愛と性にこだわり続けた谷崎潤一郎

 あたくしねえ、どっちから、恋文を貰いたいかですって?
 ・・・・

 
 同じ「甘いもの」なら 食べられるものがいい

 

 

 


 

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コメント

おたまちゃん、おっはよう!、

受理候隠密文?、また感想聞かせてねっ!

谷崎はけったいな男で、佐藤はあきれるほど初心な男はんどすなぁ~、
えらそうに傲慢ヘルが言ったり!をしてます・・・笑

でもこのおたまちゃんの分類の仕方すっきりでようわかるしセンスがいいわぁ~・・・GUT
おたまちゃんのIQの高さは衰えてまへんなぁ~・・・笑 ← ここでは笑わんのじゃー

投稿: ヘルブラウ | 2010年5月13日 (木) 18時07分

ヘル様。
関西のシャリーマクレーンこと、おたま。
「アパートの鍵」確かに貸していただきました。

しかし、ナニですわ。
奥さんを貸したり借りたり。あげたり貰ったりしては、いけませんわね。
でも、文学者二人は、このどろどろの世界を楽しんでいたのかも知れない。
純情なおたまには、理解不能です。

投稿: おたま | 2010年5月14日 (金) 07時21分

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