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2010年4月12日 (月)

「死」について ②


baseballbaseball


桜にそそのかされ不景気な話をしています。cherryblossom

cherryblossom

夫が死んでも、泣かなかったのはなぜか
一つに、彼に心配をかけたくないということがあったと思う。

おたまが泣くと、彼がオロオロする。
そんな気がした。

「大丈夫だからね、ちゃんとやっていけるからね。
心配せずに、大好きなおじいちゃんのところへ行きな」
と、話しかけていた。

なぜ、死んだ人のことまで心配せにゃならんのか
考えるとばかばかしいが、それが夫婦ってものだろう

clover

猫はあらぬ方角を見つめ奇妙な声で鳴く。
電気製品が壊れる(電球・エアコン・冷蔵庫)
時計が止まる、チャイムが鳴る、柱が音を立てる
お化け屋敷かこの家は・・

ひっちゃん。とっとと天国へ行けえっ!

clover

泣かなかった
(死んだときも、通夜も葬式もその後も・・)
泣く様なことじゃない気がしたから。

別れを悲しむのは、コチラの都合。
人の死は悲しむことではない・・・・

自分の知らないことを否定することほど愚かしいことはない
だから、自分の感じたことを信じるし、たとえそれが説明のつかないことであっても、自分にとっては確実なものなのだ。

夫との別れを感じた。
フラッシュが焚かれるような思いが2度来た。
彼が亡くなる10日ほど前のことだった。

(その時は、本人はもちろん誰も彼の死を思いもしていなかった)

風呂上りにソファーに座る彼の背中を見たときだった

clover

ひっちゃん、ひっちゃん、呑気に死んじゃってバーカ。
でも、あなたらしいよ。

本当に、いい人だった。

   

・・・・・

「悲しみ」ということが解らず、ずっときた。

周囲の優しい人たちが「おたまちゃんが泣かないからかわいそうだ」と言っては泣いた。

皆が泣いてくれた。そのことで心が浄化されていった

そうそう、べべちゃんはこう言った。
「おたまちゃん。自分だけが未亡人やと思ったらアカンよ、この世の中に未亡人なんて五萬といる。だから、びーびー泣いたらかっこ悪いんやで。
待ってて。すぐに私も未亡人になるからあ・・・うぇ~ん」

そんな具合だった。
                         つづく

happy01


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コメント

おたまはん今晩わっ、日本はおはようさんかなぁ~、

なにか気が利いたコメントしたいんですけど、あなたの最愛の人の死に対する思いに
昨日今日おたまはんを知った私にはかける言葉がみつかりまへん・・・

でもおたまはんの泣かない、泣けない、泣きたくないという、なんというか、気の張り方とでも言うのかしら、
それには共感できるような気がします。

投稿: ヘルブラウ | 2010年4月13日 (火) 06時56分

baseballヘルさま。ありがとうございます。
本当に、昨日や今日知り合った、おたまに心を寄せてくださることにとても感謝し、感激しています。
なんとなく、③④⑤と書き上げてしまっているのですが、別にブログに載せることでもないや、と思い封印することにしました。
書けることも書けない事も含め、全て自分の中で消化していることなのに、
「桜」に惑わされてしまいました。
って。桜のせいにしていますが・・・
基本、この世の出来事。善きかな。とおもっています。
ヘルさんのやさしさに触れ、また力が湧いてきました。

投稿: おたま | 2010年4月13日 (火) 07時54分

おたまさんの素敵なブログに気が利いたコメントは書けないのですが、今日は我が亭主の事を紹介します。
私は6年半前に婦人科系の癌を告知され手術をしました。1ヶ月の入院中は毎日休むことなく顔を出し、ただそばに居てくれました。
もともと話し上手でもなく、気が利いたことを言う人ではないのですがそれだけで心強く嬉しかったのを覚えています。
元気になった今では、主人を毎回おたおたさせています。
「お父さんはお母さんが居なくなったら呆けるんだろうね。」などと娘に言われてますが、主人に先立たれたら私が悲しみのあまりうつ病になるのだろうと思います。
大事にしようと我が儘を言って困らせた後は反省しますが、優しさに甘え精神的にも物理的にも頼り切っております。
私の術後、半年に友人のご主人が長時間の手術の甲斐なくすい臓がんで亡くなりました。今でも夜は寂しいし、風の吹く日は怖いとぽつんと言います。
何時かは一人で死ぬのですがそれまでは沢山の良い思い出を二人で残しておきます。

投稿: スマイル | 2010年4月13日 (火) 09時51分

baseballスマイルさん、コメント有難うございます。公開していいのかなって少し思ったけどとても良いお話なので・・・
人って、何かがあって何かがわかるのですよね。傍にいた人がある時風景の中の人に思える・・それはその人が病気をしたときなど、「遠くに行ってしまうのでは」という思いからかもしれませんね。
ご主人様もスマイルさんもそんな経験をされたから、一緒にいる大切さをよく解っていらっしゃる。
素敵な時間をいっぱい積み上げていってくださいね。

投稿: おたま | 2010年4月14日 (水) 07時24分

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