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2009年11月14日 (土)

京都・嵯峨野に降る雨は・・・

昨日は「紅葉の嵐山」というベタなチョイスの吟行でした。

吟行とは俳句を作るために景色の良いところや名所などを訪ねることです。
徘徊に少し似ていますが、手帳と筆記具を手にしていますので、皆様におかれましては、お見分けよろしくお願いします。

嵐山ただ今 見頃ですよ~ 今年は二週間早いそうです

久しぶりの電車がうれしいあたくしは、
人目さえなければ靴を脱いで後ろ向きに座り
低い鼻を窓にくっつけて外を眺めるところ・・・・・。

人生には自分が「成長した」と感じる瞬間があるものです。
電車の中では前を向いて座ろうと決意した6歳の春。

次は、初めてセーラー服を着たとき。
ズロースのゴムにスカートを挟んでのゴム跳びなんか
もうしないんだとしみじみ思った12歳の春・・・

 

話が、大きくそれております。   モトイ!

 

嵐山は小雨がぱらり。
傘を差すほどではありませんでした

五木ひろしの店の前を通り、美空ひばり館の前を通り
カレンダー・ポスターでおなじみの竹薮の小道に入るとやっと嵯峨野らしさに出会います

絹糸のような雨が霧に代わり、その霧をたっぷり含んだ竹薮が美しい。
常寂光寺の山門には「日本国憲法第九条」と聖徳太子の「十七条の憲法」が貼り出してありました。
和を以って貴しとなし・・・そ、そうよ忘れちゃいけないわ。

 

山門に九条掲げもみじ寺  おたま

 

昼食後、国の文化財に指定されている大河内山荘
時代劇の大スター大河内伝次郎がここ、小倉山のふもとに広大な別荘を築いたのは34歳の時といいます。

「何やつだ。名を名乗れ!」「姓は尾呂内。名は南公」
違いますそれは大村昆ちゃんでしょう・・

 

姓は丹下名は左膳 痛快娯楽時代劇のヒーローです

丹下左膳で莫大な財を成したんだあ・・という俗な感想は、
山荘を散策するうちに薄れてきます。
伝次郎の情熱と思想が伝わるからでしょう

彼が禅を組んだ「持仏堂」を建てたのは、伝次郎27歳の折に起きた関東大震災がきっかけだそうです。
64歳で無くなるまでの30年間、この山荘へ情熱を傾けます。

34歳って言えば誰?
SMAPの仲居正広・木村拓哉が37歳とか言ってましたから

何か昔の人ってすごいなあ(何がすごいかうまく言えませんが)

タレントショップやミニ博物館が増えて、敬遠気味の嵐山でしたがやはり、日本屈指の観光地でした。

 

えっ? 俳句ですか?
あきまへん

 

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コメント

そりゃ、ぜひ、管理人さんの俳句を、プライバシーとかで差し支えなければ、ブログに掲載すべきだと思う。
その時は小生のおすすめは、ついでに縦書き文庫にも載せる。
http://tategakibunko.mydns.jp/" rel="nofollow">http://tategakibunko.mydns.jp/
日本語で小生の好みは縦書きとルビ。
ただ小学校の教科書だって横書きが主流なのだから、縦書きが好きってのはパソコンやネット文化では主流じゃないかもしれない。

にほんブログ村に登録されたのですか。
小生もやってしまいました。
小生は他にBLOGRANKINGやBlogPeopleとか。
なんせそれまでのアクセス数が連日、身内ほか2〜3名程度だったから。
にほんブログ村の効果はあったと思う。
どうせ匿名のブログなのだから。
最近はデタラメも書けば恥もかく式でブログを運営するように意識変革に努めている。

投稿: もんどのすけ | 2009年11月14日 (土) 12時02分

もんどのすけ様。ご訪問ありがとうございます。日本語は縦書きですよね。筆順から考えても。
俳句をブログにとのお声掛けありがとうございます。俳句では同一作品を結社誌や新聞雑誌、コンクール等に発表することは出きないというルールというかモラルがあります。いわゆる二重投句の禁止です。
私的なブログでも公開されれば、それは発表作品になると考えます。俳句ブログをなさっている方は多分其処の管理がしっかりなされている方だとお見受けします。
私のようないい加減な人間には難しいことです。未発表作品を多作できれば良いのですが、自転車操業、ぎりぎり暮らしでは、そうもいきません。
このブログに挟む俳句は、どこにも活字になっていないものです。ホントはもっといい句を作っているのではないかと、あらぬ想像をしてくだされば大変うれしゅうございます。 おたま

投稿: | 2009年11月14日 (土) 18時23分

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